ツイッターが初めてTV用にCMを作成したというニュースで今持ちきりです。
ツイッターに新しくキュレーション機能であるMoments(モーメンツ)が付き、それをアピールする目的のCMだそうで、製作を任されたのはあのApple Mackintoshの初代CMである1984を作成した会社。
CMが放映されると世の中からは酷評の嵐!!
責任者をクビにするべきだ!との声まで飛び出す始末。
実際にそのCMはYouTubeで見ることができます。
どうですか?
Momentsをよくアピールできているし個人的には問題ないような気がするのですが、世界の期待や、世界目線でのセンスではこれはNGのようです。。
折角なのでマックの初代CMと比較してみましょう。
今見たらさすがにインパクトと言うより、80年代で久々にみた70年代ぽさがインパクトになったんだろうなぁ、と言う程度ですけど。それでもかっこいい。
このCMはアメリカのスーパーボールで突如CMとして流したそうで、『これはなんだ??』と、会場は一時騒然になったそうです。
ジョブスはこのCMになんと1500万ドル、今の日本円にするとだいたい18億円!!
マックの発売年に18億円のCM。
普通のあんちゃんがパソコン作って販売する時に宣伝費用18億円って、どんだけ最初からお金持ってるの!?って思ってしまいます。日本とは投資家の貪欲さが全然違うようです。
あと、このマックのCM、製作チームうんぬんと言うよりどうみてもリドリースコット映像なんです。
調べたらやはり監督はブレードランナーとかエイリアン2のリドリースコット監督でした。
ツイッターのCMにこの製作チームを起用した目論見はなんでしょう??
これだけリドリースコット色の強いCM、リドリースコット無しでは当時、絶対にこのインパクトは出せない、リドリースコットの功績とも言えるCM。
でもツイッターのCMを見る限りリドリースコットの影は微塵もありません。
1984の成功の大半がリドリースコット要素。
— ツイッター幹部と広報 –
1984のようなインパクト=作った会社なら作れるだろう。
そこにリドリースコットは入れない。
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ツイッターお偉いさん達がどれ程盲目なのか伺えて心配になってきました。
目論見はだいぶ外れてしまったかもしれないけど、でもCM的には悪くない作品。と言うのが個人的な意見。